2017年2月27日月曜日

【トラピスト1】「地球外生命体を発見しても、接触は試みるな」ホーキング博士らが“人類滅亡・侵略”を危惧 - エキサイトニュース

【トラピスト1】「地球外生命体を発見しても、接触は試みるな」ホーキング博士らが“人類滅亡・侵略”を危惧 - エキサイトニュース:

 前回「トラピスト1」という赤色矮星に生命が存在し得る環境の惑星が3つも見つかったという、ロマンあふれる話題を紹介しましたが、今回は地球外生命体との接触に関する慎重論と積極論について交わされている意見をご紹介して見たいと思います。地球外生命体は存在するのかしないのかという疑問は、すでにいつ発見されるのかという疑問に取って代わられようとしています。ある日突然にエイリアンと出会った時、我々地球人はどうすれば良いか、一昔前なら一笑に付されていたこんな疑問を世界の名だたる頭脳が真剣に議論している、そんな時代なのです。

1.慎重派(反対派)
 まず地球外生命体との接触に反対(慎重派)の立場をとる最も有名な人物は、車椅子の天才物理学者スティーブン・ホーキング博士でしょう。ホーキング博士は、もしエイリアンが我々のところへやって来たら、ネイティブアメリカンにとって望ましいことではなかったコロンブスのアメリカ大陸発見と同じ結果を招くだろうと警告しています。ホーキング博士は人工知能(AI)に対してもかなり消極的な意見をお持ちで、人工知能の完成は人類の終焉を意味するとも言われていて、人類にとってコントローラブルでない存在に対しては慎重な姿勢を貫いています。

 人気SF作家で物理学者のデビッド・ブリン氏も、エイリアンが我々人類と接触する動機が分からない以上、接触の前に情報をしっかりと集めなければならないと述べています。

2.積極派(肯定派)
 一方で、積極的にエイリアンと接触を試みるべきだとする科学者もいます。「地球外知的生命体探査(SETI)」の責任者であるセス・ショスタック博士は、我々が太陽系を超えて資源を持つ知的生命体を精力的に探査するのは「義務」だとして、彼らとのコンタクトを推進しています。博士によれば、すでに地球から大量の電波が宇宙に漏出しているので、進んだ文明を持つエイリアンはすでに人類の存在に気づいてこちらへ向けて出発してるかもしれず、エイリアンとの接触は避けられないだろうと述べています。

 「地球外知性へのメッセージ(METI)」を率いるダグラス・ヴァコーシュ氏も、人類の存在を知らせなければ、彼らから新しいテクノロジーを手に入れる機会を失い、友好的でないエイリアンからも身を守れないと、積極的なコンタクトを推進しています。

 世界の名だたる頭脳は慎重派と積極派に分かれていますが、自分はどう考えるかというと...やはり慎重であるべきだと思います。もちろんこちらから相手のところへコンタクトに行くのと、相手からコンタクトに来られるのではだいぶん異なるでしょうが、基本的にはまずは慎重な姿勢が大切じゃないかと思います。相手の文明レベル・友好度レベルもよく分からないうちにコンタクトするのは、賭けるものが「人類の未来」というとてつもなく重いものである以上やむを得ないと思います。

 こちらからコンタクトに行く場合、多くは人類の方が文明レベルが上という状況でしょう。例えば火星に生命の痕跡を探したり、木星の衛星エウロパや土星の衛星エンケラドゥスの氷の下に生命体が存在するかもしれないと言われていて、それらを探索する場合はおそらく人類の文明の方が進んでいるのではないかと思います。そのような場合、人類にとって彼らは観察対象になります。彼らを採取して観察して、生命の起源を探ったり、将来的な人類の移住の可能性を探ったりということになるでしょう。しかし、これが逆に相手からこちらに来られた場合、相手の方が文明的に進んでいる可能性が高く、多くのSF映画でこのケースが描かれています。人類は好むと好まざるに関わらずほぼ強制的にコンタクトさせられ、逆に採取や観察の対象になるのは人類ということになります。

 都合がいいと言われるかもしれませんが、コンタクトを積極的に行なうかどうかは、どちらから行くかによるのだと思うのです。人類としては、今回のトラピスト1の衛星のような地球外生命体を探す一方で、相手からこちらが見つからないよう注意深く「哨戒」をしておく必要があると思うのです。

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