2017年3月3日金曜日

1万人に聞いた「残業する理由」、1位は「残業代がほしいから」 - ITmedia ヘルスケア

1万人に聞いた「残業する理由」、1位は「残業代がほしいから」 - ITmedia ヘルスケア:

 今回は日本企業の長時間労働が槍玉に上がったり働き方改革が叫ばれたりしている昨今、「残業」に関するちょっと意外なアンケート結果の話題です。元記事で紹介されているアンケートは、エンジニア情報サイト「fabcross for エンジニア」が会社員・公務員1万145人を対象に今年1月に調査したものです。

 そのアンケート結果、なんと「残業する主な要因」として最も多かった回答は「残業費をもらって生活費を増やしたいから」なんだそうです(↓)。「本当に!?」って思いませんか。電通の女性新入社員の自殺事件を皮切りに、ブラックバイトとか長時間残業とかに対する世間の目が厳しくなったのは去年のことですよ。自分も単純に「残業=悪」と決めつけるのは正しくないとは思いますが、それにしても残業している多くの人が残業手当が目当てだったなんて。

 ただこのグラフ、よーく見ると、「非常に当てはまる」「やや当てはまる」の合計の割合で比較したときに、確かに「残業費をもらって生活費を増やしたいから」はトップの34.6%ですが、「担当業務でより多くの成果を出したいから」(29.2%)、「上司からの指示」(28.9%)、「自分の能力不足によるもの」(28.9%)も5ポイント程度の差しかないことに気づきます。元記事のタイトル(山ちゃんウェブログの記事のタイトルは元となった記事のタイトルそのままなので、この記事のタイトルもそうですが)の「1位は残業代が欲しいから」というのは、間違ってはいませんがちょっと「釣り」が入っていると言われても否定できない気がします。そうは言っても「残業費をもらって生活費を増やしたいから」が1位という結果は結果として素直に受け取ると、このアンケート結果は残業代が "当て" にできるという結果だとも読み取れます。

 また、平均の1ヶ月の残業時間は、10時間未満の人が半分を超えていて、そこそこ残業の多い業種の電機メーカーにいる自分としては眉唾のような気がします(↓)。ごく一部に100時間を超えるような超ハードワークの人もいますが、全体としては半分以上の人が夜ご飯は家で家族と一緒に食べられるくらいの残業時間のように見えます。

 ここでハッと思い当たるのは、もしかしてもともと不要な残業がたくさん行われていたんじゃないかということです。最初に書いたように、昨年の電通の事件以降、長時間労働に関する取り締まりが急激に厳しくなりました。「残業=悪」という風潮が世間にはびこり、無駄に会社に残っていようものならさっさと追い出されかねない状況です。本来取り締まるべきはサービス残業やみなし残業で長時間残業を強要するいわゆる「ブラック企業」ですが、長時間残業は一律に悪いんだという風潮のせいで、残業手当をきちんと支給してほどほどの残業時間だったホワイト企業でも残業に対する目が厳しくなりました。その結果、ホワイト企業で残業手当を当てにしていた人たちが困っているんじゃないでしょうか。ブラック企業を取り締まるはずが、一律の取り締まりを行ったがために、ホワイト企業でぬるま湯に浸かっていた人たちが急に冷や水にさらされている、そんな図式かもしれないと言うと言い過ぎでしょうか。

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