2017年12月15日金曜日

小中学校の友人はクソなのか

"小中学校の友人"なんてクソみたいなもの | プレジデントオンライン | PRESIDENT Online:

 少し前のことですが、予備校講師で人気タレントでもある林修氏が、TBS系の「林先生が驚く初耳学!」(2017年11月19日放送)で「小中学校の友人なんてクソみたいなもの」と発言して物議を醸しました。もちろんこの発言は、過激な言葉で視聴者の注目を集め実際のところは深い思いがあってのことですが、時間的な前後関係を考えると、今回の元記事にさせて頂いた中川淳一郎氏の記事がその発言のベースにあるようです。

 確かに自分も今思い返せば、小・中学生の頃の悩みのタネは勉強やスポーツができないことではなく、大抵は人間関係、それも同級生などとの友人関係でした。いや、下手したら高校生や大学生になってからも、それに先輩・後輩など縦の関係性が増えただけで、結局のところ悩みのほとんどは人間関係にあった気がします。中川氏や林氏が主張される「小中学校の友人なんてクソ」という言葉の真意は、今その悩みの真っ只中にいる小・中学生に対して、小中学校での交友関係は長い人生を考えれば大して重要ではない、いじめてくる相手を後生大事にする必要もないし学校から逃げてもいい、というメッセージです。

 自分も小・中学生の頃、世界は家庭と学校それにクラブ活動や習い事くらいと狭く、その狭い世界の中で自分の居場所や地位を確保することに躍起になっていました。世界が狭いがゆえに、その中でツマはじきにでもされようものなら、たとえ媚を売ってでも友人関係を保とうとしていたと思います。村八分という言葉ありますが、狭い世界で生きている場合はこれが最も恐れるべき制裁かもしれません。それは、集団行動主義の日本社会における、代表的ないじめの代名詞でもあります(イマドキ言わないのかもしれませんが、「シカト」なんて言葉がありましたよね)。中川氏や林氏が言われるのは、何も後生大事にその村に止まっている必要はない、外にはもっと大きな世界が広がっているんだ、ということなんだと思います。

 もちろん、友人関係がうまく行っている人にわざわざそれを壊せと言っているわけではありません。いま良好な友人関係が築けているのであれば、その友人は「宝」そのものです。しかし、いま友人関係がうまく行っていない人は、その悩みのタネの友人たちは大人になったら1年に1回も会わなくなる「クソ」みたいなものなのです。悩んでいる小・中学生には、「世界は広い」ということを気づかせてあげたいものですね。

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