2018年1月27日土曜日

失われる仕事があれば新しく生まれる仕事も

今後10年で生まれる「未来の仕事」21選 | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン):

 この山ちゃんウェブログでは、ロボット・コンピュータ・人工知能(AI)によって人間の仕事が奪われるという趣旨の記事を何度か書いてきました。テクノロジーの進化の先にはバラ色の世界が待っていると思い込んでいた自分としては、下手したら人間対AIが鮮明化したダークな未来だとしたら。そう悲観的になっていたところ、捨てる神あれば拾う神ありではありませんが、人間には新しい仕事が待っているという趣旨の記事を見つけましたので、ご紹介したいと思います。元記事はAdi Gaskell氏の記事を遠藤宗生氏が編集されたものです。

 Gaskell氏が指摘されているのは、世の中に一定数の仕事しか存在せず限られたパイをロボットやAIと人間が奪い合うという構図がそもそも誤りだという点です。これは経済用語で「労働塊の誤謬」と呼ばれているもので、例えば産業革命以降に生産性は何倍にも上昇してきたにも関わらず、失業率が上昇し続けてはいないことが根拠とされます。テクノロジーの進化によって、従来人間が行なっていた仕事が機械やAIなどに移行していっても、人間には新たに行うべき仕事が次々と出てくるだろうという指摘なのです。そして、そんな今後でてくるであろう新しい仕事としてITサービス企業コグニザントが出しているのが、次のような職業です。

<今後5年で生まれる可能性のある職業>
データ探偵
BYO(個人所有機器活用)ITファシリテーター
倫理的な調達(ES)責任者
人工知能(AI)事業開発責任者
エッジコンピューティング専門家
散歩・会話の相手
フィットネス・コミットメント・カウンセラー
AI支援医療技師
サイバー都市アナリスト
ゲノム・ポートフォリオ・ディレクター
人間と機械の協働責任者
財務健全性コーチ
デジタル仕立屋
最高信用責任者(CTO)
量子機械学習アナリスト

<今後10年で生まれる可能性のある職業>
仮想店舗シェルパ(案内役)
個人情報ブローカー
個人記憶キュレーター
拡張現実(AR)旅行構築者
ハイウエー制御官
遺伝子の多様性責任者

  これらの今後生まれてくるであろう職業に共通しているのは、Coaching(指導)・Caring(医療・福祉)・Connection(繋がり)の3つのCです。人間に必要とされるスキルが細分化・高度化するので、人を育て導くCoachingの重要性が増すことでしょう。テクノロジーが進化し裕福になると、人々の関心が健康と福祉へ向かいCaringの重要性が増すのは現時点もその傾向があるでしょう。そして、機械化が進むにつれて人と人のふれあいが大切になるのもそうですが、人と機械や現実と仮想などのConnectionも重要になってきます。

 この3つのCは、よく考えてみると当たり前のことを表しているかも知れません。それは、どれほどテクノロジーが進歩しても、人は人間的な関わりを最終的に欲しているということです。そういう意味で、人にしかできない仕事というのは将来的にも存在すると言えるかも知れません。

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