2018年5月9日水曜日

スマホに毒された世界

思わず「ドキッ!」とする社会風刺画14選。 | TABI LABO:

 今回の元記事は2年以上も前なのですが、Jean Jullien氏による社会風刺画を小川真吾氏が投稿されていた記事です。テクノロジーに依存した社会がモチーフとされていますが、実際は見事にスマホ関係のネタばかり。2年前の時点で、すでにスマホ全盛の世界になっていたことがわかります。そんな中から、今回は自分のお気に入り5枚をご紹介したいと思います。

 最初はこの写真。Jullien氏はフランス人イラストレーターなので、おそらくフランスの電車がモチーフなのでしょうが、日本の通勤電車だともっと酷く、ぎゅうぎゅうに押されながらも目の前にスマホを見ている人のなんと多いことか。実はこの前、スマホを家に忘れてそのまま電車に乗ったのですが、あまりの手持ち無沙汰ぶりにびっくりしました。そんなつもりでなくても、自分もスマホに毒されているんだなあと。

 次も同じ方向性の風刺画で、タイトルをつけるとしたら「現代版家族団らん」といったところでしょうか。自分が子供の頃、食事時にテレビを見るのはやめようとか、食事時くらいはお互いの顔を見て食べましょうなんて言われたものですが、現代版は究極的にパーソナライズされたスマホ(やタブレット)がその槍玉に上がるのでしょう。

 次もやっぱりスマホ関係。これまでとは逆に、現代における「真の自由」とは「スマホを持たないこと」だというパラドックス。スマホを持っているだけで常に誰かと繋がっている気がしますが、そういったものから解き放たれて誰とも断絶された孤独こそ「自由」とは、現代人の闇の深さを感じませんか。

 「インスタ映え」なんて言葉が一世を風靡しましたが、食べ物を「食べる対象」としてではなく「撮影して世界中に見せる対象」と捉える人がいます。ネットでは彼ら(女性の方が多いという話もあるので「彼女ら」と言う方がいいかもしれませんが)を、揶揄を込めて「インスタ蝿」なんて呼ばれますが、本人たちはいたって本気です。美味しく食べるよりも綺麗な写真が優先、目の前の人に「美味しいね」と言うより顔の見えない誰かに「いいね」と言われる方が優先とは。

 最後はこちら。最近は少しこの傾向は少なくなった印象ですが、せっかくのライブパフォーマンスをスマホのレンズ越しに見る人々が描かれています。画面のなかのパフォーマンスで満足なら、今時ならYouTubeで十分でしょう。コレとはちょっと違いますが、自分の場合、子どもの運動会とかお遊戯会で、ついつい撮影に夢中でカメラのレンズ越しになってしまうことがあります。記録と記憶。例えば、子どもたちが大人になって夫婦2人だけになった時に、一体どちらが思い出話に花を咲かせられるのか。意外にも、記録の方かもしれませんが。

いかがでしたか。もはやスマホなしでは生きられないと言う人も多いんじゃないでしょうか。かく言う自分も、スマホでモバイルSuicaを登録してしまったので、もはやスマホなしで電車に乗ることはないでしょう。人のライフスタイルを大きく変えてしまうテクノロジー。これからはその主役が、人工知能(AI)やIoT(Internet of Things)などに移っていくのかもしれません。

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