ASCII Art – 1948 (Oct, 1948)
今回は、はるか昔からアスキーアートが作られていたという話題です。元記事は、Modern MechanixのPaul Hadley氏の記事です。
そもそもアスキーアートというのは、ASCII(この綴りでアスキーと読みます)コードと呼ばれる文字だけを使って絵などを表現する技法のことです。AAと略されることもありますが、簡単なところだと、
(^▽^) m(_ _)m orz
のような顔文字から、
____ ∧ ∧
|\ /(´~`)\<発展段階
| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| |=みかん=|
\|_____|
のように複数の行を使用するもの、さらには
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ヽ、oヽ/ \ /o/ |
のような、アートと呼べるレベルのものもあります。
Hadley氏の記事で紹介されているのは、そんなアスキーアートの原点とも言える1948年の作品で、当時はアスキーアートとは呼ばずに「Keyboard Art」と呼ばれていたのだそうです。その作品がこちら(↓)。
当時はコンピューターなどありませんから、タイプライターを使って作られていました。画面を見ながらキーボードを打って何度でも書き直せるAAとは違い、タイプライターのKeyboard Artは、この(↑)Xだけで作られた花の作品のように、まず紙に輪郭を描いてからその中をXで埋めるような描き方をされたものが多かったのだとか。
元記事で紹介されているのは1948年ですが、そもそも文字を使って絵を描こうという試みの起源は、19世紀の古いタイプライター時代にさかのぼります。現在知られている最も古いKeyboard Artは、1898年(明治31年)にFlora Stacey氏が蝶を表現したものだと言われています(Wikipediaより)。いわゆるタイプライターが商用として販売されたのが1865年と言われていますから、タイプライターが世の中に広まるに連れてこういったアートが考え出されたということです。
タイプライターはアルファベットと数字・記号しか使えないという制約があって、とても絵を描くのに適した機械ではありません。でも、そんな制約があるからこそ、アートが生まれる。全くの自由では工夫する必要がない。むしろ制約が多いところにこそ工夫が生まれ、アートにまで昇華されるというのが面白いですよね。極論すれば、アートとは制約のあるところにしか生まれないとも言えるかもしれませんね。

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