2018年10月3日水曜日

あなたは子どもにどのくらいゲームをさせますか

ゲームのやりすぎは子供の学力に「少しだけ」影響する―海外研究結果

 今回はYahooニュースの記事を元に、電子ゲームが学力に与える影響について考えてみましょう。意外なことではありますが、ゲームに多くの時間を費やすことが学力低下へ与える影響は小さいというのが、最近の認識なんだそうです。

 自分が子供の頃は、ちょうどファミコンが世に出たばかりで、ファミコンを持っている子の家に集まって、みんなでゲームをするというのが定番でした。大人からは、ゲームばかりしていたらバカになるとか、健康のためにもせめて外で遊べとか言われたものでした。ゲームをしていいのは1日に2時間だけなんて、制限が課せられている子も多かったと思います。

 しかし、どうやらゲームのやりすぎで学力に深刻な影響を与えるという、当時の大人の考え方は正しくなかったようなのです。元記事で取り上げられている、オーストリアの心理学者Timo Gnambs教授は、3,554人のドイツ人をサンブルとして、ゲームをする時間と読解・数学・推論能力の成績の関連を調査し、影響はわずかだったと結論づけています。なんと1日に8時間もゲームをプレイする人でさえ、影響は限定的だったのだと。元記事がニュース記事だということもあって、具体的な数字が出ていませんが、少しググったレベルでは、ゲームをする時間と学力の相関は小さいとする研究結果が多いように思えます。

 ただ、この研究結果でもって、いくらゲームしてもいいとは言えなそうです。というのも、Gnambs教授の調査は読解・数学・推論能力という、ゲームの中でも比較的培われやすい「考える能力」を対象に調査しています。一方で日本の教育は、記憶や詰め込みが相変わらず多くを占めています。ゲームの中でも「覚える能力」は培われるでしょうが、覚える対象がアイテムや呪文など、いわゆる学校で覚えさせられる対象とは範囲が違っています。記憶や詰め込みは、それに掛けた時間から大きな影響を受けるでしょうから、ゲームばかりして勉強時間が削られるなら、やはりそれなりの影響があると思うのです。実際に日本の文科省は、テレビゲームをする時間の短さと学力テストの平均正答率との間には相関関係があると述べています。

 自分の子どもは、上は小学3年生の男の子なのですが、やはりゲーム好きです。最近ではスプラトゥーン2とかにゃんこ大戦争なんかにハマっています。親としては、最初のうちはゲームの楽しさに魅了されてハマったとしても、ある程度ゲームをやり慣れたら、プレイはほどほどにして、むしろゲームを「つくる」ことに勤しんでみてはどうかと思います。そう思っていたら、小学生プログラミングコンテストで、5年生の子が完全オリジナルのスマホゲームで初代優勝を勝ち取ったというニュースが流れていました。

 ゲームに限らず、消費するのも楽しいですが、創造するのはもっと楽しい。もちろん作り手側は大変で乗り越えないといけない壁も多いですが、ゲームをきっかけに「つくる」ことの楽しさを知れば、記憶や詰め込みの学力ではないもっと大きなものを手に入れられるかも知れません。

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